リーダーシップ論のうち、SL理論の説明はどれか。
SL理論は部下の成熟度に応じてリーダーの関与を段階的に減らす
選択肢
- ア有効なリーダーシップスタイルは部下の成熟度によって異なる、という前提に立って、“仕事志向の強さ”と“人間志向の強さ”の2軸で4象限に分け、状況に応じてリーダーシップのスタイルを教示型→説得型→参加型→委任型へと、その有効性を高めていくプロセスを示している。
- イリーダーシップとはリーダーの資質ではなく状況に応じて役割を変える必要があるという考えの基に、リーダーの特性(タスク志向か人間関係志向か)と三つの状況変数(集団との関係、課題の明確さ、権限の強弱)に依存するとした、リーダーにとって有利な状況から不利な状況までを整理している。
- ウリーダーシップの行動スタイルを、“人間に対する関心度”と“業績に対する関心度”の2軸で、それぞれの軸を9段階に分けたマネジリアルグリッドを表して、典型的な五つのリーダーシップ類型を提示し、リーダーが優れた機能を果たすためには、それぞれの関心度がともに高いリーダーシップが望ましいとしている。
- エリーダーシップの能力を、目標達成能力と集団維持能力の二つの要素で構成されるとし、目標達成能力と集団維持能力の二つの能力の大小によって、四つのリーダーシップ類型を提示し、目標達成能力と集団維持能力がともに大きいリーダーシップが結果的に高い業績を挙げているとしている。
正解と解説
正解:ア 有効なリーダーシップスタイルは部下の成熟度によって異なる、という前提に立って、“仕事志向の強さ”と“人間志向の強さ”の2軸で4象限に分け、状況に応じてリーダーシップのスタイルを教示型→説得型→参加型→委任型へと、その有効性を高めていくプロセスを示している。
SL理論(状況対応リーダーシップ理論)は、唯一最良のリーダー像はなく、有効なスタイルは部下の成熟度によって変わるとする考え方である。指示的行動(仕事志向)と協労的行動(人間志向)の二軸で四つの象限を作り、部下が未熟な段階では細かく指示する教示型から始め、成熟に応じて説得型、参加型へ移り、最終的には任せる委任型へと移行していく。部下の成長段階に合わせてリーダーの関与を段階的に減らしていく、というプロセス性が他理論との違いになる。
選択肢ごとの解説
- ア正しい。部下の成熟度に応じて教示型から委任型へスタイルを移行させるのがSL理論である。
- イリーダーの特性と状況変数の適合で有効性が決まるとするのは、フィードラーのコンティンジェンシー理論の説明である。
- ウ人への関心と業績への関心を9段階の格子で表すのはマネジリアル・グリッドの説明である。
- エ目標達成能力と集団維持能力の二要素で四類型を示すのはPM理論の説明である。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。