外部から侵入されたサーバ及びそのサーバに接続されていた記憶媒体を調査対象としてデジタルフォレンジックスを行うことになった。このとき、稼働状態にある調査対象のサーバ、記憶媒体などから表に示すa〜dを証拠として保全する。保全の順序のうち、揮発性の観点から最も適切なものはどれか。
証拠保全は揮発性の高いものから順に行う
| 証拠として保全するもの | |
|---|---|
| a | 遠隔にあるログサーバに記録された調査対象サーバのアクセスログ |
| b | 調査対象サーバにインストールされていた会計ソフトのインストール用CD |
| c | 調査対象サーバのハードディスク上の表計算ファイル |
| d | 調査対象サーバのルーティングテーブルの状態 |
選択肢
- アa→c→d→b
- イb→c→a→d
- ウc→a→d→b
- エd→c→a→b
正解と解説
正解:エ d→c→a→b
デジタルフォレンジックスでは、消えやすい証拠から先に保全するという揮発性の順序(order of volatility)に従う。ルーティングテーブルなどのメモリ上の状態は電源断や時間経過で失われるため最優先で、次にハードディスク上のファイル、その後は遠隔ログサーバの記録、最後に内容が変化しないCDなどの媒体という順になる。
選択肢ごとの解説
- ア先頭が遠隔ログであり、最も揮発性の高いルーティングテーブルの保全が遅れている。
- イ最も揮発性の低いCDを最初に扱っており、順序が逆である。
- ウハードディスクから始めており、メモリ上の状態を先に保全していない。
- エ正しい。揮発性の高い順にルーティングテーブル、ハードディスク、遠隔ログ、CDとなっている。
同じ分野の他の問題
- 自社の中継用メールサーバで、接続元IPアドレス、電子メールの送信者のメールアドレスのドメイン名、及び電子メールの受信者の…2025年度 秋期 午前II 問15
- 外部から侵入されたサーバ及びそのサーバに接続されていた記憶媒体を調査対象としてディジタルフォレンジックスを行うことになっ…2021年度 秋期 午前II 問17
- DNSサーバに格納されるネットワーク情報のうち、外部に公開する必要がない情報が攻撃者によって読み出されることを防止するた…2016年度 春期 午前II 問19
- IoT機器においてもセキュリティ対応は重要であり、脆弱性対策の一つに耐タンパ性を高める方法がある。耐タンパ性を高める方法…2025年度 秋期 午前II 問24
- DNSキャッシュサーバAと権威DNSサーバCにDNSSECを導入した。PCがDNSキャッシュサーバAを用いてWebサーバ…2025年度 秋期 午前II 問16
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。