トランザクションTはチェックポイント取得後に完了したが,その後にシステム障害が発生した。トランザクションTの更新内容をその終了直後の状態にするために用いられる復旧技法はどれか。ここで,チェックポイントの他に,トランザクションログを利用する。
完了済みはロールフォワード、未完了はロールバックで回復
選択肢
- ア2相ロック
- イシャドウページ
- ウロールバック
- エロールフォワード
正解と解説
正解:エ ロールフォワード
チェックポイント後に正常終了したトランザクションは、障害時点で更新結果が磁気ディスクに書き出されていない可能性がある。この場合はログの更新後情報(アフタイメージ)を使って更新を再現し、終了直後の状態まで進める。これがロールフォワードである。
選択肢ごとの解説
- ア並行実行の直列化可能性を保証するロック方式であり、障害回復の技法ではない。
- イ更新前のページを別に保持して回復に使う方式で、ログを用いた前進復帰とは異なる。
- ウ更新前情報を使って開始前の状態へ戻す技法で、未完了トランザクションに適用する。
- エログの更新後情報で更新を再現し完了直後の状態へ進める技法で、これが正解。
同じ分野の他の問題
- DBMSに実装すべき原子性(atomicity)を説明したものはどれか。2024年度 公開問題 科目A 問7
- トランザクションが,データベースに対する更新処理を完全に行うか,全く処理しなかったかのように取り消すか,のどちらかの結果…2023年度 公開問題 科目A 問7
- ディスク障害時に、フルバックアップを取得してあるテープからディスクにデータを復元した後、フルバックアップ取得時以降の更新…2019年度 春期 午前 問57
- 2相ロッキングプロトコルに従ってロックを獲得するトランザクションA、Bを図のように同時実行した場合に、デッドロックが発生…2019年度 秋期 午前 問29
- 一つのトランザクションはトランザクションを開始した後、五つの状態(アクティブ、アボート処理中、アボート済、コミット処理中…2019年度 秋期 午前 問28
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。