送信者から受信者にメッセージ認証符号(MAC:Message Authentication Code)を付与したメッセージを送り、次に受信者が第三者に転送した。そのときのMACに関する記述のうち、適切なものはどれか。ここで、共通鍵は送信者と受信者だけが知っており、送信者と受信者のそれぞれの公開鍵は第三者を含めた3名が知っているものとする。
選択肢
- アMACは、送信者がメッセージと共通鍵を用いて生成する。MACを用いると、受信者がメッセージの完全性を確認できる。
- イMACは、送信者がメッセージと共通鍵を用いて生成する。MACを用いると、第三者が送信者の真正性を確認できる。
- ウMACは、送信者がメッセージと受信者の公開鍵を用いて生成する。MACを用いると、第三者がメッセージの完全性を確認できる。
- エMACは、送信者がメッセージと送信者の公開鍵を用いて生成する。MACを用いると、受信者が送信者の真正性を確認できる。
正解と解説
正解:ア MACは、送信者がメッセージと共通鍵を用いて生成する。MACを用いると、受信者がメッセージの完全性を確認できる。
MACは、メッセージと送信者・受信者が共有する共通鍵からハッシュ関数などを用いて生成する短い値である。受信者は同じ鍵で計算し直して照合することで、メッセージが改ざんされていないこと(完全性)と、鍵を知る相手が作ったものであることを確認できる。ただし鍵を共有する当事者なら誰でも同じ値を作れるため、第三者に対して送信者を証明する否認防止の効果はなく、そこはデジタル署名との決定的な違いである。
選択肢ごとの解説
- ア正解。共通鍵とメッセージからMACを生成し、受信者が完全性を確認できる。
- イ鍵を持たない第三者は検証できず、また当事者間でも送信者の証明にはならない。
- ウMACの生成に公開鍵は使わず、第三者による検証もできない。
- エ公開鍵を用いる点が誤りで、MACはあくまで共通鍵に基づく。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。