A社は、従業員300名の部品メーカーである。A社ではこれまで、業務に必要なファイルを他社との間で受け渡す場合には電子メール(以下、メールという)を利用してきた。最近になって、取引先のB社から、ファイルの受渡しについては、Cサービスというクラウドストレージサービスを利用して欲しいとの要請を受けた。図1は、Cサービスを利用した場合のファイル受渡しの流れである(注記:Cサービスとの通信にはHTTPS(HTTP over TLS)が用いられている)。そこでA社では、Cサービスを利用した場合のリスクを評価するために、検討会を開催した。検討会において、情報セキュリティリーダーのD主任は、次のとおり説明した。「Cサービスを利用することによって、情報漏えいのリスクを低減でき、さらに情報漏えいの有無も確認できる。具体的には、ファイルの送信者は、誤ったメールアドレスを指定してメールを送信してしまった場合に、誤りに気付いた時点で、すぐに a1 を行うことができる。次に、ファイルが a2 されていないことがログによって確認できれば、 a3 していないと判断することができる。」設問:本文中のa1〜a3に入れる次の字句の組合せはどれか。aに関する解答群のうち、最も適切なものを選べ。字句:(一)アクセス権の取消し (二)アップロード (三)情報漏えい (四)ダウンロード (五)メールで通知 (六)メールに記載されたURLに受信者はまだアクセス
アクセス権取消しで漏えいを止め、ダウンロード記録の無で不発を確認

選択肢
- アa1=(一), a2=(二), a3=(三)
- イa1=(一), a2=(二), a3=(六)
- ウa1=(一), a2=(四), a3=(三)
- エa1=(一), a2=(四), a3=(六)
- オa1=(五), a2=(二), a3=(三)
- カa1=(五), a2=(二), a3=(六)
- キa1=(五), a2=(四), a3=(三)
- クa1=(五), a2=(四), a3=(六)
正解と解説
正解:ウ a1=(一), a2=(四), a3=(三)
クラウドストレージ経由の受渡しでは、ファイル本体はサービス側にあり、受信者にはアクセス権とダウンロード用URLが与えられるだけです。宛先を誤ったと気付いた時点でアクセス権を取り消せば、相手はもうファイルを取得できません。そして、ログにダウンロードの記録が残っていなければ、実際にファイルは取得されておらず情報漏えいは起きていないと判断できます。
選択肢ごとの解説
- アアクセス権の取消しは正しいものの、ログで確認できるのはアップロードではなくダウンロードの有無です。
- イ確認対象がアップロードになっている点と、結論が漏えいの有無になっていない点が誤りです。
- ウ取消しとダウンロード確認までは合っていますが、結論がURLへの未アクセスにとどまっており、漏えいの有無という判断になっていません。
- エこの組合せでは、ログから導く結論が正しく漏えいの否定になっていません。
- オ誤送信に気付いてメールで通知しても、受信者のアクセス権は残るため対策になりません。
- カメール通知では漏えいを止められず、確認対象もアップロードで誤っています。
- キ対処がメール通知では、受信者のダウンロードを防げません。
- クメール通知では漏えいを防げず、結論の立て方も適切ではありません。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。