技術者倫理における集団思考の問題点として、アーヴィング・ジャニスが指摘した八つの兆候のうち、“心の警備”の説明として、適切なものはどれか。
心の警備は異論や不都合な情報を集団に届かないよう遮断する行為
選択肢
- ア自分の所属している集団は失敗することがなく、又は万が一失敗しても集団は存続すると考える。
- イ集団に新しく加わったメンバなどが異議を唱える場合には、それを阻止して、集団を保護しようとする。
- ウ他のメンバから特に意見が出されず、発言者以外の全メンバが沈黙している場合は、その意見を集団組織の一致した意見とみなす。
- エ反対する少数メンバがいる場合は、そのメンバに圧力を加えて統一した意見にさせる。
正解と解説
正解:イ 集団に新しく加わったメンバなどが異議を唱える場合には、それを阻止して、集団を保護しようとする。
ジャニスの集団思考の兆候のうち「心の警備(マインドガード)」とは、一部のメンバが自ら見張り役となり、集団の合意を揺るがすような異論や不都合な情報がグループに届かないように遮断してしまう現象である。集団を守るつもりの行為が、結果として意思決定の質を下げる点が問題になる。無謬性の幻想、満場一致の幻想、同調圧力とは区別する。
選択肢ごとの解説
- ア失敗しない、失敗しても存続すると考えるのは「無謬性の幻想」である。
- イ正しい。異論を阻止して集団を守ろうとするのが心の警備(マインドガード)である。
- ウ沈黙を賛成とみなすのは「満場一致の幻想」である。
- エ反対する少数派に圧力をかけて統一するのは「同調圧力」である。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。