品質保証(QA)とは?
品質保証(QA)とは、成果物が一定の品質基準を満たしていることを、プロセス面から体系的に保証する活動。個々の成果物を検査して不良を取り除く「品質管理(QC)」に対し、品質保証(QA)は不良が生じにくい開発プロセス自体を整備・改善することに重点を置く、より上流の考え方である。開発標準の整備、レビューやテストの実施ルールの策定、品質メトリクスの収集と分析などを通じて、組織全体として一定水準の品質を継続的に生み出せる仕組みを作ることを目指す。QA担当者が独立した立場で開発チームをチェックする体制をとる組織も多い。
ITパスポートの過去問では6回出題されています(2016年度〜2024年度)。
ひんしつほしょう(キューエー)
品質保証(QA)の意味
成果物が一定の品質基準を満たしていることを、プロセス面から体系的に保証する活動。個々の成果物を検査して不良を取り除く「品質管理(QC)」に対し、品質保証(QA)は不良が生じにくい開発プロセス自体を整備・改善することに重点を置く、より上流の考え方である。開発標準の整備、レビューやテストの実施ルールの策定、品質メトリクスの収集と分析などを通じて、組織全体として一定水準の品質を継続的に生み出せる仕組みを作ることを目指す。QA担当者が独立した立場で開発チームをチェックする体制をとる組織も多い。
品質保証(QA)の具体例
開発チームとは別に品質保証部門を設け、リリース前にコーディング規約の遵守状況やテストカバレッジを客観的にチェックする体制を敷く。
品質保証(QA)は試験でどう引っ掛けられる?
品質保証(QA、プロセスの整備)と品質管理・テスト(QC、個々の成果物の検査)を同じ意味で使ってしまいがちだが、対象とする視点(プロセス志向か成果物志向か)が異なる点に注意する。
品質保証(QA)と関連する用語
品質保証(QA)が出た過去問
ネットワークの交換方式に関する記述のうち、適切なものはどれか。
正解:回線交換方式では、通信利用者間で通信経路を占有するので、接続速度や回線品質の保証を行いやすい。
要点:回線交換は経路占有で品質保証向き、パケット交換は共有で高効率
回線交換方式は通信の間、経路を当事者どうしで占有し続ける方式で、帯域が確保されるため接続速度や品質を保証しやすい反面、利用効率は低くなる。パケット交換方式はデータを小分けにして複数の通信で伝送路を共有するため効率が高い。回線交換がアナログ限定ということはなく、いずれの方式も有線・無線を問わず用いられる。
出典:平成28年度 春期 ITパスポート試験 問71(IPA)プロジェクトマネジメントの知識エリアには、プロジェクト人的資源マネジメント、プロジェクトスコープマネジメント、プロジェクトタイムマネジメント、プロジェクト品質マ…
正解:プロジェクト成果物を事前に定めた手順に従って作成しているかどうかのレビューの実施
要点:品質マネジメントは基準・手順への適合をレビューで確認する
品質マネジメントは、成果物が求められる品質基準を満たしているかを確認し、必要な改善を行う活動である。あらかじめ定めた手順どおりに作業や成果物が作られているかをレビューで確認することは、品質保証・品質管理の中心的な作業に当たる。
出典:平成29年度 秋期 ITパスポート試験 問37(IPA)情報システム部がシステム開発を行い、品質保証部が成果物の品質を評価する企業がある。システム開発の進捗は管理部が把握し、コストの実績は情報システム部から経理部へ報…
正解:監査経験がある経理部の担当者
要点:システム監査人は監査対象から独立していることが必須
システム監査人には、監査対象から独立した立場であることが求められる。開発を担う情報システム部の責任者や開発チームの担当者は自分の業務を監査することになり、品質保証部は成果物の品質評価という形で対象業務に関与しているため、いずれも独立性を欠く。開発業務に直接関与していない部門の担当者であれば、この要件を満たしやすい。
出典:平成30年度 秋期 ITパスポート試験 問53(IPA)通信プロトコルとしてTCP/IPを用いるVPNには、インターネットを使用するインターネットVPNや通信事業者の独自ネットワークを使用するIP-VPNなどがある。…
正解:帯域幅などの通信品質の保証
要点:品質保証ができるのは閉域網を使うIP-VPN
インターネットVPNは公衆のインターネットを経由するため、経路の混雑状況に左右され通信速度や遅延を保証できない。一方IP-VPNは通信事業者が自社で管理する閉域網を使うので、帯域幅や遅延といった通信品質をSLAとして保証できる点が大きな違いである。暗号化による盗聴・改ざん防止や、音声・動画のやり取り自体はインターネットVPNでも可能である。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問78(IPA)有料のメールサービスを提供している企業において、メールサービスに関する開発・設備投資の費用対効果の効率性を対象にしてシステム監査を実施するとき、システム監査人が…
正解:社長直轄の品質保証部門
要点:システム監査人は監査対象から独立した立場でなければならない
システム監査人には、監査対象から独立していることが求められる。開発、運用、企画のいずれの部門も、費用対効果に関わる意思決定や実行の当事者であるため監査人にはなれない。監査対象と利害関係のない社長直轄の品質保証部門が、独立性の観点から最も適切である。
出典:令和3年度 秋期 ITパスポート試験 問55(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。