自然言語処理(NLP)とは?
自然言語処理(NLP)とは、自然言語処理は、人間が日常的に使っている話し言葉や書き言葉(自然言語)を、コンピュータが解析・理解・生成できるようにするための技術分野である。文章を単語ごとに区切る形態素解析、単語同士の関係を捉える構文解析、文章の意味を捉える意味解析などの要素技術を組み合わせて、機械翻訳、文章の自動要約、チャットボットによる質問への応答、検索エンジンでの適切な検索結果表示など、幅広いサービスの基盤技術として活用されている。近年の生成AIや大規模言語モデルの急速な発展は、この自然言語処理技術の進歩に大きく支えられている。
ITパスポートの過去問では6回出題されています(2019年度〜2024年度)。
しぜんげんごしょり
自然言語処理(NLP)の意味
自然言語処理は、人間が日常的に使っている話し言葉や書き言葉(自然言語)を、コンピュータが解析・理解・生成できるようにするための技術分野である。文章を単語ごとに区切る形態素解析、単語同士の関係を捉える構文解析、文章の意味を捉える意味解析などの要素技術を組み合わせて、機械翻訳、文章の自動要約、チャットボットによる質問への応答、検索エンジンでの適切な検索結果表示など、幅広いサービスの基盤技術として活用されている。近年の生成AIや大規模言語モデルの急速な発展は、この自然言語処理技術の進歩に大きく支えられている。
自然言語処理(NLP)の具体例
スマートフォンの音声アシスタントが、ユーザーが話しかけた自然な話し言葉を自然言語処理によって解析し、意図を理解して天気情報を答える。
自然言語処理(NLP)は試験でどう引っ掛けられる?
自然言語処理は「言葉」を扱う技術分野の総称であり、機械翻訳やチャットボットなどは自然言語処理の技術を応用した個別のサービス・用途である点を区別しておく。
自然言語処理(NLP)と関連する用語
自然言語処理(NLP)が出た過去問
ユーザからの問合せに効率よく迅速に対応していくために、ユーザがWeb上の入力エリアに問合せを入力すると、システムが会話形式で自動的に問合せに応じる仕組みとして、…
正解:チャットボット
要点:チャットボットは会話形式で問合せに自動応答する
チャットボットは、利用者が入力した文章を解釈して自動的に応答を返す仕組みで、あらかじめ用意した対話シナリオや、自然言語処理・機械学習を用いて実現される。人手を介さず24時間対応でき、よくある問合せを自動でさばけるため、問合せ対応の効率化に用いられる。会話形式で自動応答するという点がその特徴である。
出典:令和1年度 春期 ITパスポート試験 問46(IPA)AIの活用領域には音声認識、画像認識、自然言語処理などがある。音声認識と自然言語処理の両方が利用されているシステムの事例として、最も適切なものはどれか。
正解:人から話しかけられた天気や交通情報などの質問を解釈して、ふさわしい内容を回答する。
要点:音声対話は音声認識+自然言語処理の組合せ
話しかけられた内容を扱うには、まず音声を文字に変換する音声認識が必要で、次にその文の意味を解釈し適切な回答を組み立てる自然言語処理が必要になる。音声対話型のアシスタントはこの二つを組み合わせた代表例である。他の選択肢は画像認識や音の検知が中心で、言語の意味理解と音声認識の両方はそろっていない。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問22(IPA)ある会社のECサイトでは、利用者からのチャットでの多様な問合せについて、オペレータが対応する仕組みから、ソフトウェアによる自動対応に変更した。このとき、利用者の…
正解:AI
要点:文脈から回答を推測する自動応答はAIの学習による
過去のやり取りを学習し、会話の流れを踏まえて適切な回答を推測するという処理は、大量のデータから規則性を学習するAIの働きによるものである。チャットボットの多くは自然言語処理と機械学習を組み合わせて実現されている。ARは現実の映像に情報を重ねる技術、CRMやERPは業務管理の考え方であり、いずれも回答の推測を担う技術ではない。
出典:令和2年度 10月 ITパスポート試験 問32(IPA)AIの活用領域の一つである自然言語処理が利用されている事例として、適切なものだけを全て挙げたものはどれか。 a Webサイト上で、日本語の文章を入力すると即座に…
正解:a, b, c
要点:自然言語処理は文章や発話の意味を扱う技術
自然言語処理は、人間が使う言葉の文章を計算機が解析・理解・生成する技術である。機械翻訳、SNS投稿の文章からの情報抽出、音声認識後の発話内容の解釈はいずれも言語を扱う処理なので該当する。一方でナンバープレートの文字を画像から読み取る処理は画像認識・文字認識の領域であり、言語の意味を扱う処理ではない。
出典:令和5年度 秋期 ITパスポート試験 問14(IPA)次の事例のうち、AIを導入することによって業務の作業効率が向上したものだけを全て挙げたものはどれか。 a 食品専門商社のA社が、取引先ごとに様式が異なる手書きの…
正解:a, c
要点:AI活用の目印は認識・判断を伴う処理か否か
AIの活用といえるのは、パターンが一定でない入力から判断や認識を行う処理です。取引先ごとに書式の異なる手書き請求書を読み取ってデータ化する処理は文字認識(AI-OCR)に当たり、音声で問合せ内容を聞き取って応答するチャットボットも音声認識・自然言語処理を用います。一方、決まったPC操作の自動化はRPA、電子タグによる確認はRFIDの活用であり、AIによる効率化とはいえません。
出典:令和6年度 秋期 ITパスポート試験 問28(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。