プロジェクト作業の監視・コントロールとは?
プロジェクト作業の監視・コントロールとは、実績を計画と比べて差異を把握し、必要なら是正処置や予防処置の変更要求を出す統合のプロセス。作業パフォーマンスデータを情報や報告書へ加工し、完成時の費用と時期を予測することが中心になる。
プロジェクトマネージャ試験の過去問では5回出題されています(2016年度〜2021年度)。
ぷろじぇくとさぎょうのかんしこんとろーる
プロジェクト作業の監視・コントロールの意味
実績を計画と比べて差異を把握し、必要なら是正処置や予防処置の変更要求を出す統合のプロセス。作業パフォーマンスデータを情報や報告書へ加工し、完成時の費用と時期を予測することが中心になる。
プロジェクト作業の監視・コントロールの具体例
第8週でCPIが0.88、SPIが0.95と判明し、完成時総コスト見積りを当初予算の1.14倍と予測した。差異の主因はテスト環境の待ちだったため環境増設の変更要求を出し、承認は統合変更管理、実施は指揮・マネジメント側で行った。
プロジェクト作業の監視・コントロールは試験でどう引っ掛けられる?
このプロセス自体は変更を実行しない。出せるのは変更要求までで、承認と実施は別のプロセスが担う。差異が出たら必ず計画を直すのではなく、まず原因を切り分けて是正で戻せるかを見るのが順序。
プロジェクト作業の監視・コントロールと関連する用語
プロジェクト作業の監視・コントロールが出た過去問
プロジェクトマネジメントにおけるスコープコントロールの活動はどれか。
正解:連携する計画であった外部システムのリリースが延期になったので,この外部システムとの連携に関わる作業は別プロジェクトで実施することにした。
要点:スコープコントロールは作業範囲そのものの変更を管理する活動
スコープコントロールは、プロジェクトのスコープの状況を監視し、スコープベースラインへの変更を管理する活動である。外部システムとの連携作業を本プロジェクトから外して別プロジェクトに移す判断は、成果物と作業の範囲そのものを変更する行為なので、スコープコントロールに当たる。
出典:平成28年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)ISO 21500:2012(プロジェクトマネジメントの手引き(英和対訳版))によれば、プロジェクトマネジメントのプロセスグループには、立上げ、計画、実行、コン…
正解:実行,コントロール
要点:変更要求は実行とコントロールの二つのプロセスグループを往復する
変更要求は、実行プロセスグループの作業中に問題や逸脱が見つかったときに申請され、コントロールプロセスグループの統合変更管理で審査・承認される。承認された変更は再び実行プロセスグループへ戻って作業に反映されるため、この二つのプロセスグループが変更要求を介して相互に作用する。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問1(IPA)ISO 21500:2012(プロジェクトマネジメントの手引き(英和対訳版))によれば、資源サブジェクトグループのプロセスの目的のうち、資源のコントロールプロセ…
正解:プロジェクト作業の実施に必要な資源を確保し、プロジェクト要求事項を満たせるように資源を配分する。
要点:資源のコントロールは資源の確保と配分調整で計画との差を埋める
資源のコントロールは、計画どおりに資源が使われているかを監視し、必要な資源を確保して、要求事項を満たせるように配分を調整するプロセスである。資源の見積りや調達、チームの育成とは別に、実行中の資源の過不足を是正する点が特徴である。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問5(IPA)PMBOKガイド 第5版によれば、プロジェクト品質マネジメントは、品質マネジメント計画、品質保証、品質コントロールの三つのプロセスで構成されている。品質マネジメ…
正解:品質尺度
要点:品質尺度は計画で定め、品質保証とコントロールの判断基準になる
品質マネジメント計画プロセスでは、品質マネジメント計画書のほか、品質尺度(品質指標)を定める。品質尺度は、何をどう測れば品質が満たされたと判断できるかを具体的に示すもので、品質保証プロセスでも品質コントロール・プロセスでも判断基準として使われるため、両者のインプットになる。
出典:平成30年度 春期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問14(IPA)オブジェクト指向開発におけるロバストネス分析で行うことはどれか。
正解:ユースケースから抽出したクラスを、バウンダリクラス、コントロールクラス、エンティティクラスの三つに分類し、クラス間の関連を定義して図に表す。
要点:ロバストネス分析はバウンダリ・コントロール・エンティティに分類する
ロバストネス分析は、ユースケース記述から抽出した要素を、画面など外部との境界を担うバウンダリクラス、処理の流れを制御するコントロールクラス、業務データを保持するエンティティクラスの3種類に分類し、それらの関連を図に表す作業である。ユースケースと詳細なクラス設計との間を橋渡しし、記述の抜けや矛盾を早期に発見する狙いがある。
出典:令和3年度 秋期 プロジェクトマネージャ試験 am2 問15(IPA)
最終更新:2026-08-25/解説は資格暗記が独自に作成しています。 過去問の出典は各問題に記載のとおりです。