トランザクションの隔離性水準を高めたとき、不整合なデータを読み込むトランザクション数と、単位時間に処理できるトランザクション数の傾向として、適切な組合せはどれか。
隔離性水準を上げると整合性は向上するが処理件数は減る

| 不整合なデータを読み込むトランザクション数 | 単位時間に処理できるトランザクション数 | |
|---|---|---|
| ア | 増える | 増える |
| イ | 増える | 減る |
| ウ | 減る | 増える |
| エ | 減る | 減る |
選択肢
- ア不整合なデータを読み込むトランザクション数=増える, 単位時間に処理できるトランザクション数=増える
- イ不整合なデータを読み込むトランザクション数=増える, 単位時間に処理できるトランザクション数=減る
- ウ不整合なデータを読み込むトランザクション数=減る, 単位時間に処理できるトランザクション数=増える
- エ不整合なデータを読み込むトランザクション数=減る, 単位時間に処理できるトランザクション数=減る
正解と解説
正解:エ 不整合なデータを読み込むトランザクション数=減る, 単位時間に処理できるトランザクション数=減る
隔離性水準を高めるほどロックの範囲や保持期間が広がり、他のトランザクションから中途半端な状態のデータを見せずに済む。その代わり待ちが増えて並行度が下がるため、単位時間に処理できる件数は減る。よって両方とも減る組合せのエが正しい。
選択肢ごとの解説
- ア水準を高めれば不整合なデータを読む機会は減るはずで、増えるとする点が誤り。
- イ処理件数が減る点は妥当だが、不整合な読取りが増えるという前半が逆になっている。
- ウ不整合な読取りが減る点は正しいものの、待ちが増えるので処理件数は減る。
- エ正解。整合性は高まる一方、ロックによる待ちが増えて処理件数は減るという相反関係になる。
同じ分野の他の問題
- トランザクションT1, T2を同時実行した際に、次の異状を防ぐことができるトランザクションの隔離性水準のうち、最も水準の…2025年度 秋期 午前II 問15
- トランザクションT1とT2の並行実行における不整合検索異状(inconsistent retrieval anomaly…2024年度 秋期 午前II 問15
- 二つのトランザクションが、同じデータに対して、更新、参照を行うときに発生し得るダーティリードの事象を記述したものはどれか…2024年度 秋期 午前II 問12
- トランザクションT1がある行Xを読んだ後、別のトランザクションT2が行Xの値を更新してコミットし、再びT1が行Xを読むと…2022年度 秋期 午前II 問14
- 次の(1),(2)に該当するトランザクションの隔離性水準はどれか。 (1)対象の表のダーティリードは回避できる。 (2)…2021年度 秋期 午前II 問7
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。