トランザクションT1とT2の並行実行における不整合検索異状(inconsistent retrieval anomaly)の説明はどれか。
古い値に基づく更新でデータ間の整合が崩れる異状
選択肢
- アT1がxを更新した後コミットする前に、T2もxを更新すること
- イT1とT2が同時にデータxを読み、T1はxを更新する。T2は更新前のxの値に基づいてデータyを更新することによって、yの値がxの値に基づかなくなること
- ウ先行するT1が更新したデータxを、後続のT2が読んで処理を行うとき、T1がロールバックすると、T2もロールバックしなければならなくなること
- エ先行するT1が更新したデータxを、後続のT2が読んで処理を行った後に、T1がロールバックすることによって、T2は結果的に誤った処理になること
正解と解説
正解:イ T1とT2が同時にデータxを読み、T1はxを更新する。T2は更新前のxの値に基づいてデータyを更新することによって、yの値がxの値に基づかなくなること
不整合検索異状は、あるトランザクションが読んだ値がその後別のトランザクションに更新され、古い値に基づいて別のデータを更新してしまうことで、データ間の整合性が崩れる現象である。読んだ時点では正しくても、書き戻した結果として関連するデータどうしのつじつまが合わなくなる点が特徴である。ロールバックの伝播が原因の異状とは区別する必要がある。
選択肢ごとの解説
同じ分野の他の問題
- トランザクションT1, T2を同時実行した際に、次の異状を防ぐことができるトランザクションの隔離性水準のうち、最も水準の…2025年度 秋期 午前II 問15
- 二つのトランザクションが、同じデータに対して、更新、参照を行うときに発生し得るダーティリードの事象を記述したものはどれか…2024年度 秋期 午前II 問12
- トランザクションの隔離性水準を高めたとき、不整合なデータを読み込むトランザクション数と、単位時間に処理できるトランザクシ…2023年度 秋期 午前II 問16
- トランザクションT1がある行Xを読んだ後、別のトランザクションT2が行Xの値を更新してコミットし、再びT1が行Xを読むと…2022年度 秋期 午前II 問14
- 次の(1),(2)に該当するトランザクションの隔離性水準はどれか。 (1)対象の表のダーティリードは回避できる。 (2)…2021年度 秋期 午前II 問7
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。