リアルタイムOSで用いられる、タスクがデッドラインを必ず守るデッドラインスケジューリングでは、周期タスクを図のように次の四つのパラメタr, C, D, T(0<r+C≦D≦T)の組みで表現することができる。二つのタスクX, Yをr=0, D=Tという条件下で生成した場合、スケジュールが可能となるC, Dの組合せはどれか。ここで、タスクはX, Yの順に起動され、優先度はXの方が高い。また、スケジューリングはプリエンプティブ方式であり、OSのオーバヘッドは考慮しない。
周期タスクはC/Dの総和が1以下でなければ成立しない

| タスクX C | タスクX D | タスクY C | タスクY D | |
|---|---|---|---|---|
| ア | 1 | 2 | 2 | 3 |
| イ | 1 | 2 | 2 | 4 |
| ウ | 2 | 3 | 2 | 3 |
| エ | 2 | 4 | 3 | 4 |
選択肢
- アタスクX: C=1, D=2、タスクY: C=2, D=3
- イタスクX: C=1, D=2、タスクY: C=2, D=4
- ウタスクX: C=2, D=3、タスクY: C=2, D=3
- エタスクX: C=2, D=4、タスクY: C=3, D=4
正解と解説
正解:イ タスクX: C=1, D=2、タスクY: C=2, D=4
r=0かつD=Tなので周期とデッドラインが等しく、CPU使用率はC/Dの総和で見積もれる。総和が1を超える組合せはどう並べてもデッドラインを守れないため除外され、残るのはX:C=1,D=2とY:C=2,D=4の組合せ(1/2+2/4=1)だけである。優先度の高いXを各周期の先頭で1単位実行しても、残りの時間でYが周期4の中に2単位を確保できるので成立する。
選択肢ごとの解説
- ア1/2+2/3が1を超えるためCPU時間が不足しスケジュール不能。
- イ正解。使用率がちょうど1で、Xを先に詰めてもYが間に合う。
- ウ2/3+2/3で使用率が1を大きく超えており実行不可能。
- エ2/4+3/4で使用率が1を超えるため成立しない。
同じ分野の他の問題
- スケジューリングアルゴリズムにおける、リソーススタベーションに関する記述として、適切なものはどれか。2023年度 秋期 午前II 問8
- プロセスのスケジューリングに関する記述のうち、ラウンドロビン方式の説明として、適切なものはどれか。2021年度 秋期 午前II 問7
- リアルタイムOSで用いられる、タスクがデッドラインを必ず守るデッドラインスケジューリングでは、周期タスクを図のように次の…2018年度 春期 午前II 問9
- リアルタイムOSにおいて、タスクA〜Eの発生時刻、処理時間及び優先度が次のように定められている場合、タスクCの終了時刻は…2016年度 春期 午前II 問10
- 組込み機器を含めた、様々なハードウェアアーキテクチャに向けて、カスタムのLinuxディストリビューションを構築するための…2025年度 秋期 午前II 問8
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。