技術経営における課題のうち、"死の谷"の説明として、適切なものはどれか。
死の谷は研究開発と事業化の間に横たわる壁
選択肢
- アコモディティ化が進んでいる分野で製品を開発しても、他社との差別化ができず価格競争に陥り、利益の獲得が難しいこと
- イ新製品が市場に浸透していく過程において、実用性を重んじる顧客が受け入れず、より大きな市場を形成できないこと
- ウ先進的な製品開発に成功しても、事業化するためには更なる困難があること
- エプロジェクトのマネジメントが適切に行われないことによって、プロジェクトの現場に生じた過大な負担がメンバーを過酷な状態に追い込み、失敗に向かってしまうこと
正解と解説
正解:ウ 先進的な製品開発に成功しても、事業化するためには更なる困難があること
死の谷は、研究開発で技術的には成功した成果が、事業として成立する段階へ進むまでに直面する資金・体制・量産化などの困難を指す。基礎研究と事業化の間に横たわる断絶であり、これを越えられずに製品化に至らない技術が多いことからこの名がある。事業化後に市場へ普及する段階の壁はダーウィンの海と呼ばれ、区別される。
選択肢ごとの解説
- ア差別化できず価格競争に陥るのはコモディティ化の問題そのものの説明である。
- イ実用重視の顧客に受け入れられず普及が進まない断絶はキャズムの説明である。
- ウ正しい。研究開発の成功から事業化へ至る過程の困難が死の谷である。
- エマネジメント不全で現場が疲弊するのはデスマーチの説明である。
この問題は2回出題されています
- 2023年度 秋期 午前II 問23(このページ)
- 2025年度 秋期 午前II 問23
同じ分野の他の問題
- 部品や資材の調達から製品の生産、流通、販売までの、企業間を含めたモノの流れを適切に計画・管理し、最適化して、リードタイム…2025年度 秋期 午前II 問22
- 組込みシステム開発において、製品に搭載するLSIを新規に開発する。LSI設計を自社で行い、LSI製造を外部に委託する場合…2025年度 秋期 午前II 問21
- PLM(Product Lifecycle Management)の説明として、適切なものはどれか。2022年度 秋期 午前II 問25
- M.E.ポーターの三つの基本戦略に関する記述として、適切なものはどれか。2024年度 秋期 午前II 問22
- 小型のセンサーを搭載したモニタリング機器、及びその機器との通信を行ってデータを蓄積し、データを可視化するクラウドサーバの…2024年度 秋期 午前II 問21
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。