IT統制は、ITに係る全般統制や業務処理統制などに分類される。全般統制はそれぞれの業務処理統制が有効に機能する環境を保証する統制活動のことをいい、業務処理統制は業務を管理するシステムにおいて承認された業務が全て正確に処理、記録されることを確保するための統制活動のことをいう。統制活動に関する記述のうち、全般統制に当たるものはどれか。
全般統制は開発・運用など全社共通の土台を整える統制
選択肢
- ア全社で共通に用いるシステム開発規程
- イ全社で共通に用いる人事システムの利用範囲の限定方法
- ウ全社で共通に用いる経理システムのマスタデータの維持管理方法
- エ全社で共通に用いる購買システムの入力エラーの修正手続
正解と解説
正解:ア 全社で共通に用いるシステム開発規程
IT全般統制は、個々の業務システムが正しく動く土台となる環境そのものを整える統制で、システムの開発や変更、運用、アクセス管理といった全社共通の仕組みが該当する。これに対し、入力チェックやマスタの維持、エラー修正手続など個別業務の処理の正確性を担保するものは業務処理統制に分類される。全社共通の開発規程は前者にあたる。
選択肢ごとの解説
- アシステム開発の進め方を全社で定める規程は、各システムが正しく作られる土台を支える全般統制にあたる。
- イ利用範囲の限定はアクセス管理だが、特定の人事システムの処理に関わる運用として業務処理統制側に整理される。
- ウマスタデータの維持管理は、その業務システムの処理の正確性を確保する業務処理統制である。
- エ入力エラーの修正手続は、個別業務の処理を正しく記録するための業務処理統制である。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。