内部統制において、不正防止を目的とした職務分掌に関する事例として、最も適切なものはどれか。
職務分掌は申請と承認を分けて相互牽制を効かせる
選択肢
- ア申請者は自身の申請を承認できないようにする。
- イ申請部署と承認部署の役員を兼務させる。
- ウ一つの業務を複数の担当者が手分けして行う。
- エ一つの業務を複数の部署で分散して行う。
正解と解説
正解:ア 申請者は自身の申請を承認できないようにする。
職務分掌は、一人の担当者が業務の始めから終わりまでを単独で完結できないように役割と権限を分け、相互に牽制が働くようにする統制である。申請者が自らの申請を承認できない仕組みは、不正を単独では実行できなくする典型例である。単なる作業の分担や分散は効率のための分け方であり、牽制の観点とは異なる。
選択肢ごとの解説
- ア正解。申請と承認を別の者が担うことで単独での不正を防げる。
- イ申請側と承認側を兼務させると牽制が働かず、統制上問題がある。
- ウ同じ作業を手分けするだけでは相互牽制の仕組みにならない。
- エ部署をまたいで分散するだけでは、承認と実行の分離という要点を満たさない。
同じ分野の他の問題
- 企業の活動に関する記述のうち、内部統制の活動内容として、最も適切なものはどれか。2026年度 秋期 問40
- 内部統制の基本的要素の一つである“ITへの対応”に関する記述として、最も適切なものはどれか。2025年度 秋期 問53
- 営業部門の営業員が出張する際の出張旅費の手続に関して、組織間でけん制を日常的に実施している状況の記述として、最も適切なも…2025年度 秋期 問43
- 事業活動に関わる法令の遵守などを目的の一つとして、統制環境、リスクの評価と対応、統制活動、情報と伝達、モニタリング、IT…2024年度 秋期 問54
- 情報システム部門が受注システム及び会計システムの開発・運用業務を実施している。受注システムの利用者は営業部門であり、会計…2020年度 10月試験 問52
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。