D. J. ティースが提唱したダイナミック・ケイパビリティの説明として、適切なものはどれか。
ダイナミック・ケイパビリティは感知・捕捉・資源再構成の変革力
選択肢
- ア環境の変化がない状況のもと、経営資源を効率的に活用し、既存の業務システムを用いて利益を最大化する能力
- イ環境の変化を感知し、機会を捉え、組織内外の資源を再編成することによって、変革を行い、持続的競争優位を確立する能力
- ウ既存の競争枠組みの中でフォロワの地位を長期的に維持するために、リーダの戦略や製品の特徴・価格を模倣する能力
- エ専門分化した大規模な組織において、上意下達の指揮命令の下、各自が担当する業務を所定の規則に従って遂行する能力
正解と解説
正解:イ 環境の変化を感知し、機会を捉え、組織内外の資源を再編成することによって、変革を行い、持続的競争優位を確立する能力
ダイナミック・ケイパビリティは、環境変化の激しい状況で企業が持続的な競争優位を保つための能力をいう。変化の兆しを感知(センシング)し、そこに潜む機会を捉え(シージング)、社内外の経営資源を組み替える(トランスフォーミング)という一連の力で構成され、既存資源を効率的に使う通常のケイパビリティとは区別される。
選択肢ごとの解説
- ア既存の仕組みで効率よく利益を上げる能力は通常のケイパビリティ(オーディナリ・ケイパビリティ)である。
- イ正しい。感知・捕捉・資源再構成によって変革し競争優位を保つ能力がダイナミック・ケイパビリティである。
- ウリーダの戦略や製品を模倣してフォロワの地位を保つのは模倣戦略であり、変革の能力ではない。
- エ規則に従って所定の業務を遂行する能力は官僚制組織の特徴で、環境変化への対応力ではない。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。