監査証拠の入手と評価に関する記述のうち、システム監査基準(平成30年)に照らして、適切でないものはどれか。
監査証拠は文書の体裁でなく十分性と適切性で判断する
選択肢
- アアジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
- イ外部委託業務実施拠点に対する監査において、システム監査人が委託先から入手した第三者の保証報告書に依拠できると判断すれば、現地調査を省略できる。
- ウ十分かつ適切な監査証拠を入手するための本調査の前に、監査対象の実態を把握するための予備調査を実施する。
- エ一つの監査目的に対して、通常は、複数の監査手続を組み合わせて監査を実施する。
正解と解説
正解:ア アジャイル手法を用いたシステム開発プロジェクトにおいては、管理用ドキュメントとしての体裁が整っているものだけが監査証拠として利用できる。
監査証拠は、体裁の整った管理用文書に限られない。アジャイル開発ではタスクボードや自動テストの結果、議事の記録など日々の作業から生じる記録も、監査目的に照らして十分かつ適切であれば証拠として利用できる。形式ではなく、証拠としての適切性と十分性で判断するのがシステム監査基準の考え方である。
選択肢ごとの解説
- ア正解(適切でないもの)。体裁の整った文書に限る必要はなく、開発中の各種記録も証拠になり得る。
- イ第三者の保証報告書に依拠できると判断できれば、現地調査の省略は認められる。
- ウ本調査に先立って予備調査で実態を把握するのは、標準的な監査の進め方である。
- エ一つの監査目的に対し複数の手続を組み合わせるのは、証拠の十分性を確保する通常の方法。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。