金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)”に基づいた、“ITに係る全般統制”のうちの“システムの運用・管理”に関する監査上の留意点として、最も適切なものはどれか。
運用・管理の代表例はバックアップと復旧など日々の安定稼働の統制
選択肢
- ア開発目的に適合した適切な開発手法が適用されていること
- イシステムやデータの不正使用、改ざん、破壊等を防止するためのアクセス管理等の方針が定められていること
- ウ障害や故障等によるデータ消失等に備えて、データを保存し、復旧するための対策が取られていること
- エ新規システムの導入に当たってデータを移行する場合に、誤謬、不正等を防止する対策が取られていること
正解と解説
正解:ウ 障害や故障等によるデータ消失等に備えて、データを保存し、復旧するための対策が取られていること
IT全般統制は、開発・保守の管理、運用・管理、内外からのアクセス管理などの安全性確保、外部委託の管理といった領域に分けられる。このうち運用・管理は、システムを日々安定して動かすための統制で、障害や故障によるデータ消失に備えたバックアップと復旧の対策が代表例である。開発手法の適用や移行時の統制は開発・保守の領域、アクセス管理方針は安全性確保の領域に属する。
選択肢ごとの解説
- ア適切な開発手法の適用は「システムの開発・保守に係る管理」の論点である。
- イアクセス管理の方針策定は「内外からのアクセス管理などシステムの安全性の確保」に属する。
- ウ正しい。データの保存と復旧の対策は「システムの運用・管理」の留意点である。
- エデータ移行時の誤謬・不正防止は開発・保守(導入)の局面の統制である。
同じ分野の他の問題
- A社では、財務報告に係る内部統制の評価対象である業務プロセスに関する情報システムのうち、販売システム、購買システム及び物…2025年度 秋期 午前II 問10
- ITの統制活動のうち、ITに係る全般統制に該当するものとして、最も適切なものはどれか。2025年度 秋期 午前II 問9
- ITの統制活動のうち、ITに係る全般統制に該当するものはどれか。2023年度 秋期 午前II 問10
- 固定資産管理システムのITに係る全般統制として、最も適切なものはどれか。2023年度 秋期 午前II 問8
- 金融庁“財務報告に係る内部統制の評価及び監査に関する実施基準(令和元年)”に基づき、今年度改修した“自動化されたITに係…2022年度 秋期 午前II 問10
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。