中問A(問85の続き):相関係数は,一方が高くなれば他方も高くなるといった関連性がある場合には1以下の正の数で示され,1に近いほど関連性が強い。したがって,図1のアンケート集計表の相関係数が大きい質問項目ほど,総合評価に与える影響が強いと考えられる。また,アンケート集計表の評価平均では,各質問項目に対する顧客の現在の満足度を判断できる。そこで,相関係数と評価平均を判断材料として,顧客の総合的な満足度を向上させるために改善すべき点を検討することを目的に,図3のグラフを作成した。図3のグラフでは,相関係数を横軸,評価平均を縦軸とする座標で,アンケート集計表の質問項目1~5の位置を示している。また,相関係数は0.5を,評価平均は3.0を基準値とする線で四つの領域に区分し,質問項目1~5が位置する領域によって改善の優先度を判断することにした。図3を分析した内容として適切なものはどれか。

影響が強く満足度が低い項目から優先的に改善する

ITパスポート2015年度 秋期88/基礎理論 / 統計

図3 アンケート項目の評価平均と相関係数のグラフ。横軸は相関係数(目盛0.1,0.3,0.5,0.7,0.9),縦軸は評価平均(目盛2.0,2.5,3.0,3.5,4.0)の散布図。相関係数0.5の縦線と評価平均3.0の横線により四つの領域に区分されている。プロットされた5点にはラベルが付いておらず,図1の相関係数・評価平均の値から質問項目を特定する。点の位置はおおよそ (0.17, 2.56)=案内・パンフレット,(0.31, 3.4)=技術・仕上がり,(0.40, 3.1)=価格,(0.60, 2.8)=店舗,(0.72, 3.65)=接客・サービス。
図3 アンケート項目の評価平均と相関係数のグラフ。横軸は相関係数(目盛0.1,0.3,0.5,0.7,0.9),縦軸は評価平均(目盛2.0,2.5,3.0,3.5,4.0)の散布図。相関係数0.5の縦線と評価平均3.0の横線により四つの領域に区分されている。プロットされた5点にはラベルが付いておらず,図1の相関係数・評価平均の値から質問項目を特定する。点の位置はおおよそ (0.17, 2.56)=案内・パンフレット,(0.31, 3.4)=技術・仕上がり,(0.40, 3.1)=価格,(0.60, 2.8)=店舗,(0.72, 3.65)=接客・サービス。

選択肢

正解と解説

正解: 店舗は,評価平均が低く,総合評価との関連性が強い領域にあるので,最優先で改善すべきである。

改善の優先度は、総合評価への影響の強さ(相関係数)と現在の満足度(評価平均)の組合せで判断する。店舗は相関係数0.60で基準の0.5より高く総合評価への影響が強い一方、評価平均2.8と基準の3.0を下回っており、影響が大きいのに満足度が低いので最優先で改善すべき領域に入る。

選択肢ごとの解説

出典:平成27年度 秋期 ITパスポート試験 問88(IPA)

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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。