情報システム開発の詳細設計が終了し、プログラミングを外部のベンダに委託することにした。仕様、成果物及び作業の範囲を明確に定義した上で、プログラミングを委託先に請負契約で発注することにした。発注元のプロジェクトマネージャのマネジメント活動として、最も適切なものはどれか。
請負では発注元は成果物を管理し、直接指揮はできない
選択肢
- ア委託先に定期的な進捗報告を求めるとともに、完成したプログラムの品質を確認する。
- イ委託先の作業内容を詳細に確認し、生産性の低い要員の交代を指示する。
- ウ委託先の作業場所で、要員の出退勤を管理し、稼働状況を確認する。
- エ委託先の要員に余力がある場合、仕様変更に伴うプログラミングの作業を担当者に直接指示する。
正解と解説
正解:ア 委託先に定期的な進捗報告を求めるとともに、完成したプログラムの品質を確認する。
請負契約では、受託側が仕事の完成に対して責任を負い、作業の進め方や要員の配置は受託側が自ら決める。発注元は受託側の従業員に直接指揮命令できず、行うべきは成果物と進捗の管理である。したがって、定期的な進捗報告を受け、納品されたプログラムの品質を確認する活動が適切となる。要員交代の指示、出退勤の管理、担当者への直接指示はいずれも指揮命令に当たり、偽装請負とみなされるおそれがある。
選択肢ごとの解説
- ア正解。成果物の品質と進捗を確認するのは、請負における発注元の適切な管理である。
- イ要員の交代を指示するのは受託側の要員管理への介入であり、指揮命令に当たる。
- ウ出退勤や稼働の管理は労務管理そのもので、請負では発注元が行ってはならない。
- エ委託先の担当者へ直接作業を指示する行為は指揮命令に当たり、契約の趣旨に反する。
同じ分野の他の問題
- プログラム開発業務の委託に当たり、請負契約における注文者及び請負業者の権利や義務について特段の取決めがない場合の説明とし…2026年度 秋期 問29
- A社がB社に作業の一部を請負契約で委託している。作業形態a〜cのうち、いわゆる偽装請負とみなされる状態だけを全て挙げたも…2025年度 秋期 問1
- NDAに関する記述として,最も適切なものはどれか。2022年度 秋期 問5
- コンピュータシステム開発の外部への発注において、発注金額の確定後に請負契約を締結した。契約後、支払までに発注側と受注側の…2021年度 秋期 問33
- ソフトウェアの開発において基本設計からシステムテストまでを一括で委託するとき、請負契約の締結に関する留意事項のうち、適切…2019年度 春期 問32
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。