著作権法及び関連法令によれば、生成AIを利用して画像を生成する行為又はその生成物の利用が著作権侵害にあたるか否かに関して、適切な記述はどれか。
生成物が既存著作物に類似すれば侵害になり得る
選択肢
- アAIが既存の著作権で保護されている画像をデータセットとして学習している場合は、そのAIを利用して画像を生成すると、いかなる場合も著作権侵害になる。
- イAIを利用して生成した画像が著作権で保護された既存の画像と類似しており、それを公開した場合、著作権侵害となる可能性がある。
- ウAIを利用して生成した画像は、AIが自動的に創作したものであるため、いかなる状況でも著作権の対象外となり、著作権侵害の懸念は生じない。
- エAIを利用して生成した画像は、生成した本人の私的使用に限って、利用が認められており、商業利用を行った場合は、いかなる場合も著作権侵害となる。
正解と解説
正解:イ AIを利用して生成した画像が著作権で保護された既存の画像と類似しており、それを公開した場合、著作権侵害となる可能性がある。
生成AIの学習段階での著作物の利用は情報解析目的として一定範囲で認められる一方、生成物の利用は通常の著作物と同じ基準で判断される。すなわち既存の著作物との類似性と依拠性が認められる形で公開・利用すれば、著作権侵害となる可能性がある。
選択肢ごとの解説
- ア学習に著作物を使ったことだけをもって生成行為が常に侵害になるわけではなく、生成物ごとに判断される。
- イ正解。既存の著作物と類似した生成物を公開すれば、類似性と依拠性の観点から侵害となる可能性がある。
- ウ生成物が常に著作権の対象外になるわけではなく、既存著作物の権利を侵害する可能性も残る。
- エ私的使用の範囲を超えた利用が直ちに常に侵害となるわけではなく、類似性と依拠性によって判断される。
同じ分野の他の問題
- 意匠法において、保護の対象となり得るものはどれか。2025年度 秋期 問30
- 大規模なシステム開発を受注したA社では、不足する開発要員を派遣事業者であるB社からの労働者派遣によって補うことにした。A…2024年度 秋期 問30
- 不正競争防止法の不正競争行為に該当するものはどれか。2024年度 春期 問30
- 匿名加工情報取扱事業者が、適正な匿名加工を行った匿名加工情報を第三者提供する際の義務として、個人情報保護法に規定されてい…2023年度 秋期 問30
- 労働者派遣法において、派遣元事業主の講ずべき措置等として定められているものはどれか。2023年度 春期 問30
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。