プロジェクトマネジメントにおけるリスク対応の例のうち、転嫁に該当するものはどれか。
保険をかけるのは転嫁。予備費は受容、取引中止は回避
選択肢
- ア完了時期は守れるが、実コストは予定コストを超過することが分かったので、予備費を充てる。
- イ個人情報の漏えいが起こらないように、システムテストで使用する本番データの個人情報部分はマスキングする。
- ウ損害の発生に備えて、損害賠償保険を契約する。
- エ取引先の業績が悪化して、信用リスクが高まっているので、新規取引をやめる。
正解と解説
正解:ウ 損害の発生に備えて、損害賠償保険を契約する。
転嫁は、リスクの影響と対応責任を第三者に移す戦略であり、損害賠償保険の契約はその典型例である。リスクそのものは消えないが、発生した場合の金銭的損失を保険会社が負担する。予備費の充当は受容、マスキングによる漏えい防止は軽減(または回避)、新規取引の中止は回避に当たる。
選択肢ごとの解説
- ア予備費を充てるのは、リスクの発生を織り込んで備える受容(能動的受容)である。
- イ本番データのマスキングは漏えいの発生確率を下げる軽減である。
- ウ正しい。損害賠償保険の契約は、損失の負担を第三者へ移す転嫁である。
- エ新規取引をやめるのは、リスク要因そのものを断つ回避である。
同じ分野の他の問題
- プロジェクトマネジメントで使用する分析技法のうち、感度分析の説明はどれか。2023年度 春期 午前II 問20
- PMBOKガイド 第6版における、脅威に対するリスク対応戦略として用いられる“転嫁”の説明はどれか。2021年度 春期 午前II 問20
- 自動生産システムの増強に関する次のディシジョンツリーにおいて、新規にシステムを開発する場合の期待金額価値(EMV)は何億…2017年度 秋期 午前II 問17
- PMBOKによれば、プロジェクト調達マネジメントにおける契約タイプのうち、納入者にとってのリスクが最も高いものはどれか。2016年度 秋期 午前II 問18
- リスクマネジメントに使用するEMV(期待金額価値)の算出式はどれか。2016年度 秋期 午前II 問17
最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。