ヒューマンエラーに起因する運用作業ミスの防止対策の一つに、エラープルーフ化がある。〔磁気テープ交換作業のミス〕に対する再発防止策のうち、エラープルーフ化の五つの原理(排除、代替化、容易化、異常検出、影響緩和)の“排除”に該当するものはどれか。 〔磁気テープ交換作業のミス〕 サーバの内蔵ディスクに記録されているデータを磁気テープにバックアップする作業において、磁気テープに書ききれなくなったことを示すメッセージがコンソールに表示された。この場合、未使用の磁気テープに交換した後にバックアップ作業を継続するのが正しい作業であるが、オペレーターが誤って既にほかのデータが記録されている磁気テープに交換して作業を継続したので、取得済みのデータが失われてしまった。
排除はミスの元になる作業自体を無くす最上位の対策
選択肢
- ア磁気テープに最初のデータを書き込む前に磁気情報をチェックし、データが記録された磁気テープであった場合はエラーメッセージを表示することによって、磁気テープの交換ミスに気付かせるようにする。
- イ十分な記憶容量をもつ外部ディスク装置にバックアップ先を変更することによって、磁気テープへのバックアップ作業を不要にする。
- ウ既にデータが記録されている磁気テープに目印となるシールを貼っておくことによって、磁気テープの交換ミスを起こりにくくする。
- エデータが記録された磁気テープを書込み禁止状態にしておくことによって、磁気テープの交換ミスをしてもバックアップデータが書き込めないようにする。
正解と解説
正解:イ 十分な記憶容量をもつ外部ディスク装置にバックアップ先を変更することによって、磁気テープへのバックアップ作業を不要にする。
エラープルーフ化の「排除」は、ミスの原因となる作業そのものを無くしてしまう最も強力な対策である。磁気テープへのバックアップをやめ、十分な容量の外部ディスクへバックアップ先を変更すれば、テープ交換作業自体が消滅しミスも起こり得なくなる。他の対策はミスの発生を前提として気付かせる・起こりにくくする・被害を抑えるものである。
選択肢ごとの解説
- ア書込み前にチェックしてエラー表示するのは、ミスを見つける「異常検出」に当たる。
- イ正しい。テープ交換作業そのものを不要にしており、原理としては「排除」である。
- ウシールという目印で見分けやすくする対策であり、「容易化」に当たる。
- エミスが起きても上書きされないようにする対策であり、「影響緩和」に当たる。
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最終更新:2026-08-25/解説・選択肢ごとの解説は資格暗記が独自に作成しています。問題文と選択肢の出典は上記のとおりです。